【お墓お掃除の時間】お墓参りに夕方はNG?お墓お掃除についても午前中に行うべき?ベストな時間帯を解説!

お墓参りといえば、お盆やお彼岸に行くイメージがありますが、お墓参りに行く時間帯を気にする人も多いのではないでしょうか。

お墓参りはお墓お掃除もしないといけませんから、ある程度まとまった時間が必要です。

特にお墓が遠いところにあると、余計に行くタイミングに悩みますよね。

その時の自分の都合や距離によっては「夕方になってしまう」「遅い時間しか行けない」なんてこともあるでしょう。

では、もし夕方など遅い時間になってしまっても、お墓参りに行くことは問題ないのでしょうか?

この記事では、お墓参りに関するこんな疑問を解消していきます。

この記事を読めば、お墓参りの時間帯について詳しく知ることができ、マナーに沿って正しくお墓参りができるようになりますよ。

 

お墓参りは夕方に行っていいの?

よく「お墓参りは午前中がいい」や「夕方は避けた方がいい」などと言われますが、特に法事などではなく個人的にお墓参りに行くのであれば、時間に決まりはありません。

ただお墓参りとは、先祖や故人へ挨拶をしたり、日ごろの感謝の気持ちや自分の近況などを伝えたりするために行くものです。

後回しにするのではなく最も優先していくのが良いとされていることから、夕方から行くのは避けて午前中など早い時間から行くのが良いと言われるのです。

 

夕方からのお墓参りを避けるべき理由

お墓参りの時間に決まりはないものの、午前中に行くのが良いのであれば、逆になぜ夕方は避けた方が良いのでしょうか?

その理由を説明していきましょう。  

 

夕方以降は暗くて危険だから  

日が落ちてくると、足元が見えにくくなるため、転んだり怪我をしてしまったりする可能性が高くなります。

墓地や霊園が綺麗に整備されていれば問題はないのですが、十分ではないところは日が落ちてからのお墓参りは避けた方が良いでしょう。

 

掃除がしにくいから  

夕方からお墓参りに行くと、お墓お掃除している途中で空が暗くなってしまうことがあります。  

そうなると、十分にお墓お掃除ができません。  

お墓参りでのお墓お掃除は「故人を敬い冥福を祈る」という意味があります。  

しっかり供養できるよう、日の高いうちから行って綺麗にお墓お掃除をしましょう。  

 

近所迷惑になるから  

墓地や霊園の周りが住宅街である場合、暗くなってからのお墓参りは近所迷惑になりやすいため、できるだけ避けた方が無難です。  

もし夕方以降のお墓参りを許可していたとしても、近隣の状況を見て判断するようにしましょう。  

 

施設の開園時間があるから  

夕方から行くと、お寺の前まで行ったけど閉まっていたということもあり得るので、必ずお寺や霊園の開園・閉園時間を確認しましょう。  

開園・閉園時間はそのお寺や霊園によって違うため、午前中に行く方がより確実かもしれません。

 

時期によっては最適な時間帯がある

お墓参りは午前中の方がいい理由や、夕方を避けるべき理由をご説明しましたが、時期によっては最適な時間帯が異なります。  

 

祥月命日  

祥月命日(しょうつきめいにち)とは、故人が亡くなった同じ月・同じ日のことです。  

「少しでも長く故人を偲ぶ」という考えから、午前中など早めの時間帯に行くのがいいとされています。  

 

月命日  

月命日とは、故人が亡くなった日のことを指し、毎月1回・年に12回あります。  

こちらも祥月命日同様、早めの時間帯に行くのがいいとされています。  

故人と少しでも多く過ごし、これまで一緒に過ごした時間に思いを馳せれば、きっと故人も喜ぶことでしょう。    

 

春・秋のお彼岸  

お彼岸の期間は、春分の日・秋分の日を中日として前後7日間を指します。  

春のお彼岸は日が長くなってきている時期なので、時間帯はそこまで気にする必要はありませんが、お墓お掃除もあるからと午前中に行く方が多いようです。  

秋のお彼岸は、まだまだ暑い日も多く熱中症の危険性があるため、日が高い時よりも早朝や夕方以降に行くのが安全です。  

 

お盆  

お盆の間、故人はお墓から家へ帰ってきます。  

そのため、お盆のお墓参りには「お迎え」と「見送り」というものがあり、それぞれ時間帯が異なります。

 

お迎えの時間帯

お迎えは、「早く故人が家に帰ってきてほしい」という願いから、早い時間にお墓参りをするのが良いとされています。

ただし、故人は提灯の明かりを辿って家へ帰るとされていることから、あまり早すぎると日が高いため、午後3時~5時辺りまでを目途に行く方が大多数です。     

 

見送りの時間帯

見送りは、「少しでも故人と長く居たい」という思いから、遅い時間にお墓参りをするのが良いとされています。

故人があの世へ帰るまでの道中で迷わないように提灯や懐中電灯で道を照らしながら、午後5時~7時辺りまでを目途に行く方が大多数です。   

 

まとめ

この記事では、お墓参りお墓お掃除時間帯について解説しました。

お墓参りの時間帯にはしっかりとした決まり事があるわけではなく、ただその時の事情や時期に合わせていくべきということがわかっていただけたと思います。

「絶対にこの時間じゃないといけない」というわけではありませんが、午前中が良い・夕方を避けた方がいいと言われるのには理由や説があるということを知っておくと良いでしょう。

 

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