お墓参りに行っていますか? お墓参りは故人への感謝を伝えることができる数少ない行事です。
そこでお墓参りの礼儀について気になっている方もいるでしょう。
今回はお墓参りの正しい礼儀から作法について解説します。
詳しいお墓参りの日時や服装についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
お墓参りの正しい礼儀とは?
ここではお墓参りの正しい礼儀について項目別にみていきます。
日時
お墓参りへはいつ行っても構いません。
現在では春秋の彼岸やお盆、故人の命日から正月などが多く見られますが、何度もお墓参りをしても良いのです。
ただ日が落ちてからはなるべく避けるようにしましょう。
理由としては霊園の管理者へ不審者と勘違いされてしまうからです。
基本的には日中に足を運ぶ人が多いなか、夜中にお墓参りへ行くと怪しいと思われてしまいます。
なかには夜のお墓参りを禁止している霊園もあるので注意が必要です。
また霊園は足場が整えられていないところが多いので、視界の悪い夜中は転倒の恐れもあることから避けるべきでしょう。
お供え物
仏教であれば、お供え物は五供であることが礼儀です。 五供とは「香」「花」「灯燭」「浄水」「飲食」のことを言います。
それぞれについて解説していきます。
香とはお線香のことを指しています。
お墓参りではお線香をあげることで清める効果があるとされており、大切なお供え物の1つです。
花とはお墓に備えておく献花のことを指しています。
献花の選び方は香りの強すぎない長持ちする花を選ぶことです。 ですので、菊やユリなどがおすすめの献花となっています。
また個人が好きだった花を献花としてお供えすることも良いでしょう。
灯燭とはロウソクなどの光のことを指しており、煩悩を消すためや慈悲のためのお供え物です。
ただなかには灯燭を置く場所が無い場合もあるので、無理に置く必要はありませんが、大切なお供え物の1つであることは覚えておくべきでしょう。
浄水とは水のことを指しており、お墓にお供えする水やお墓自体を洗う水でもあります。
多くの霊園には水道が完備されているので、その水を利用して浄水をお供えすることができます。
ただ霊園の水が汚れている場合もあるので、きれいな水を持っていくことが良いとされています。
飲食は「おんじき」と読みますが、漢字の通り飲み物や食べ物を指しています。
お菓子やお酒などが一般的な飲食であり、個人の好きだった飲み物や食べ物をお供えすることも良いとされています。
飲食を置くときは、直接お墓に置かずにハンカチや布を床に敷いてからお供えするようにしましょう。
また、飲食はお供えした後に持ち帰って食べることで故人との関係を繋ぐことができると考えられているので、くれぐれも置いていかずに持ち帰ります。
お供え後に食べることから生ものを避けるようにして、フルーツやお菓子がおすすめです。
服装
服装は普段と同じでOKです。 ただお墓の掃除をするので、動きやすい服装を心掛け、派手で目立つものを避けるようにしましょう。
また霊園は地面が整備されていないところもあるので、履きなれた靴でお墓参りへ行くことがおすすめです。
持ち物
持ち物はお供え物のお線香、献花、ロウソク、水、飲食などの用意が必要です。
またライターやマッチ、ハンカチがあると良いでしょう。
さらに掃除のためにゴミ袋も持っていくことがおすすめです。
最近では霊園の近くにはお墓参りに必要なものを販売している、または貸し出しているところもあるので、お墓参りへ行く前に調べておくと良いでしょう。
お墓参りの際に気を付ける礼儀作法について お墓参りにおいて厳密な作法やマナーは存在しておらず、大切なのは故人を想う気持ちにあります。
ですが、ここでは一般的な作法についてご紹介していきます。
ただ宗教、霊園ごとの作法やマナーがある場合にはそちらを優先してください。
作法やマナー
まず、寺院墓地へのお墓参りの際には本堂へ参拝しに行きましょう。
次に、お墓に挨拶をし、掃除を優しく行います。
そして花立てに水を注ぎ、献花を備えた後に水と飲食をお供えします。
その後、お線香に火をつけて手で消しますが、このとき口ではなく手で消すようにしましょう。 お線香を配り終わったら、故人と縁の強い人からお墓に手を合わせていきます。
合掌の際には心の中で故人への感謝や報告をしましょう。
お墓参りに来た人が全員終わったら、お線香やお花を残して他を片付けて帰ります。
霊園のしきたり
霊園の中にはお墓参りが可能な時間が決められていたり、特別なルールが存在する場合があります。
ですので、お墓参りの前には霊園について調べておくことが大切です。
また車でお墓参りする場合は霊園の近くの駐車場を調べておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はお墓参りの正しい礼儀や作法について解説しました。 繰り返しにはなりますが、お墓参りで大切なのは故人への想いです。
ぜひ正しい作法で故人への感謝を伝えられるようにしましょう。
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