「故人と生前親しくしていたため、お墓参りに行きたいけど、ご両親やご家族の方とはお葬式でしか会ったことがないため、勝手にお墓参りをしてもいいのかわからない」などと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
自分の家族のお墓参りに行く機会はありますが、家族以外とのお墓参りには行く機会がないだけに迷いがちです。
また、お墓参りをした後の報告はどうするのかも知らない人が多いでしょう。
ここでは家族以外のお墓参りをするにあたって3つのマナーを紹介します。
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お墓参りのマナー ①事前に許可について
お墓参りは許可無しで勝手に行くことはできます。
ただし、初めてのお墓参りのときは遺族の方に挨拶をするのがベターです。
挨拶をしておかないと不審に思われる可能性あり
挨拶をせずにお墓参りに行くこともできますが、お墓参りのときに故人の家族や親族と鉢合わせする可能性があります。
親族のお墓は一つの墓地やお寺にまとまっていることも少なくありません。
そのため、お墓参りをしているときに、親族と鉢合わせをして、故人との関係を聞かれることがあります。
もし故人が異性の場合、故人との関係が気になりますし、場合によっては不審がられる場合もあります。
事前にお墓参りにいくことを伝えることで、遺族の方に不信感を与えないでしょう。
誰に許可を取ればいいのか
男性や独身の女性の場合は、生家のお墓に入ることがほとんどですので、ご実家や一番近しい親族の方に連絡を取りましょう。
既婚女性の場合は、嫁ぎ先となります。
なお、実のご家族の場合は、お墓参りのご挨拶に行くと喜ばれます。
お墓の場所を説明するのが非常に難しいため、一緒に行くことになると思われます。
ただし、ご家族が高齢だったり、義理の親族の場合、案内が難しかったりすることが多いため、そのよう場合はお墓のある神社やお寺を教えてもらってご自身だけで行くのがいいでしょう。
住職さんなどにお墓の場所を聞いたら教えてもらえるかもしれません。
お墓参りのマナー ②服装やお供え物について
普段、家族のお墓参りをするときもある程度マナーがありますが……友人や知人のお墓参りに行く場合もマナーがあります。
派手な服装は控えること
ご家族や近しい親族のお墓参りのときは普段着という人が多いと思いますが、友人や知人のお墓参りは、派手な服装は控えて、暗めの落ち着きのある服装にしましょう。
女性はハイヒールやアクセサリー、バッグなどの小物も控えましょう。
喪服じゃなくて大丈夫ですが、華美な服装は避けるようにしましょう。
お墓参りに行くならお彼岸か命日
お墓参りはいつ行っても良いのですが、四十九日は遺族の方に配慮して避けるのがベターです。
また、お盆はお墓にはご先祖様がいないため、行くならお彼岸か命日に行くのがおすすめです。
特にお彼岸はご先祖様に感謝の気持ちを伝える行事のため、お墓参りに行って故人に気持ちを捧げるといいでしょう。
お墓参りは一周忌を過ぎればいつでも問題はありませんが、一周忌より前に行く場合、お線香をあげさせてもらうほうがいいでしょう。
お供え物は持ち帰る
故人を偲んでお供え物をする方も多いのですが、お供え物を禁止にしているお寺があったり、カラスが食い散らしたりなどが考えられます。
ご家族の迷惑にならないよう、お墓にお供え物をするときは持ち帰るか、事前に連絡した上でお仏壇にお供えするなどしましょう。
お仏壇にお供えする際は、事前に自宅に伺うこと、お供え物を持っていくことを伝えるといいでしょう。
お墓参りのマナー ③お墓参り後の報告について
お墓参りが終わった後は電話で報告をしたり、手紙を出したりしてみましょう。
案内してもらった場合は不要、1人の場合は電話か手紙
お墓まで案内してもらった場合は報告や手紙は不要です。
ただし、1人で行って、なおかつ初めての場合は、お礼や報告の電話をするか手紙を出しましょう。
手紙を出す場合は、お墓参りをさせてもらった報告と感謝をつづりましょう。
先日は突然のご訪問になりましたが、温かく迎えてくださりありがとうございました。 さて、先日〇〇さんのお墓参りができましたことを謹んでご報告いたします。 当日はお天気に恵まれた1日でした。 〇〇さんに近況や感謝を伝えることができ、お墓参りができましたことを誠に感謝しています。 機会があればぜひご一緒にお参りしたいと思っています。 最後になりますが、どうぞお体にお気をつけて健やかにお過ごしできますようお祈り申し上げます。
このように書いて出すことで、今後のお墓参りの報告や許可は不要ですし、ご家族も安心です。
まとめ
お墓参りの作法は、故人が家族でも知人でも基本的なところは変わりません。
ただし、ご家族への配慮を考えて、事前に許可を取ったり、お墓参りの時期や服装には気を付けたりした方がいいでしょう。
また、1人でお墓参りをした場合は、ご家族にお墓参りの報告と感謝を伝えることで、今後のお墓参りもしやすくなります。
お墓参りは故人を偲んで行うものですので、マナーや作法をしっかり考えて行いましょう。
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