お墓】という言葉は、【】に【】をつけて表現しているため、丁寧語にあたります。

では【お墓参り】とは敬語にあたるのでしょうか?

お墓参りに行く』を、目上の方がお墓参りに行かれる際や、自分がお墓参りに行くことを相手に伝える際、礼儀正しく敬語で表現するにはどうしたら良いでしょうか。

 

そもそも敬語とは?

 

敬語というのは、尊敬語・謙譲語・丁寧語で区別されます。

細分化するともっと多くの種類がありますが、ここでは代表的な敬語についてのみ簡単に説明します。

 

尊敬語

行動の主体となる相手を自分より目上の立場として扱う際に使用する。

例:「行く」→「いらっしゃる」・「見る」→「ご覧になる」
謙譲語

聞き手よりも自分を下の立場とし、自分の行動を伝える際に使用する。

例:「行く」→「伺う」・「見る」→「拝見する」
丁寧語

言葉を丁寧に伝える際に使用する。「です」「ます」を語尾につける。

例:「行く」→「行きます」・「見る」→「見ます」

これらの敬語を、話す相手と自分の立場によって尊敬語・謙譲語・丁寧語で使い分け、失礼がないようにしなければなりません。

 

難しいことのようですが、社会生活を通常に行っている方であれば、幼い頃からこれらの言葉の使い分けは自然と身についているものであり、考えすぎずとも基本はできていると思われます。

余程礼儀に細かい人でなければ、会話の中で尊敬語・謙譲語・丁寧語を瞬時に聞き分け、使用方法を厳密に添削している方もそれほど多くはないでしょう。

かといって、よほど親しい間柄でない限り、「こんにちは」を「ちわーっす」、「ありがとうございます」を「あざっす」などと表現するのはもっての他です。

大切なのは時と場合をわきまえ、相手への尊敬の気持ちを忘れずに、誠実に、正しい日本語をわかりやすく伝えることです。

 

「お墓参り」の敬語とは

 

厳密にいうと、【お墓参り】という言葉は【お墓】+【参る】という組み合わせから成り立っています。

【お墓】は【墓】の丁寧語であり、【参る】は『行く』の謙譲語です。

つまり【お墓参り】という言葉には「お墓へ伺います」という意味を含んでいると言えます。

だからと言って、「どこに行くの?」と質問され、「お墓参りだ」「お墓参りです」と言うだけでは意味が通じたとしても少し素気がない印象を受けます。

お墓参り】をひとつの単語と考え、他の敬語と組み合わせて使用するのが礼儀正しい言葉になると思われます。

 

「お墓参りに行く」というのは、「墓」+「参る」+「行く」という言葉の組み合わせです。

家族や友人に「お墓参りに行ってくる」は、失礼な表現ではありません。

では上司や先生などにお墓参りに行くことを伝える際はどういった敬語を使用すれば良いでしょうか。

いくつかのパターンか考えられますね。

向かう先のお墓が聞き手と関係のない方のお墓であった場合

「お墓参りに行きます」「お墓参りに行ってきます」が正しい伝え方

聞き手に関係するお墓であった場合

「お墓参りへ伺います」「お墓参りへ伺わせていただきます」などが良い

「お墓参りへ参ります」は「参る」の二重表現がくどいので、「お墓へ参ります」でも良いかもしれませんね。

相手方が自分に関係するお墓参りへ来る、という逆の場合は「お墓へいらっしゃる」「お墓へおいでになる」「お墓参りに見られる」「お墓へお越しになる」などが適切でしょう。

自分や相手が誰に関係するお墓へ行くのか、どのような立場で物を言うべきか考えて自然な会話ができると良いですね。

 

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