家の掃除、庭の掃除、エアコンの掃除、車の掃除……それぞれの場所を自分ですることもあれば、専門業者に依頼することもありますよね。
では、お墓お掃除にもお墓お掃除代行専門業者はいるのでしょうか。
そして、自分で開業する際に必要な資格などはあるのでしょうか？
お墓お掃除代行業者のニーズ
お墓お掃除なんてお墓参りのついでに簡単に自分でできるから、わざわざお金払って頼むものではないとお考えの方も多いかもしれません。
しかし、それは時間に余裕があり、家からお墓まで気軽に行くことができ、お盆やお彼岸に定期的にお墓参りへ行ける方の考えです。
- お盆やお彼岸も関係なく忙しく、お墓参りに行く機会が取れない方
- お墓が家からかなり遠くにあり、行くだけで時間もお金もかかってしまう方
- 体調が優れず墓守が困難になってきてしまっている方
以上のように人それぞれにやむを得ない事情があり、お墓お掃除どころかお墓参りにも行けないという方が多くいらっしゃいます。
そこで、家や庭や車の掃除をお掃除代行業者に依頼するのと同様、お墓お掃除にもお墓お掃除代行サービスが必要とされています。
お墓参りを頻繁にされている方の中にも、墓石や敷地内の汚れが気になり、自分ではできない部分のお墓お掃除をお墓お掃除代行業者に頼みたいと思う場合もあります。
このように、お墓お掃除代行業者は予想以上に需要がある業界なのです。
お墓お掃除代行が請け負う業務とは？
では、お墓お掃除の代行業者はどのようなお墓お掃除を行うのでしょうか。
お墓敷地内の草むしりや、墓石の水拭き、花立てや線香立てなど小物類の清掃などは、ほとんどの依頼で行われる基本的な掃除です。
こちらは、お墓参りに行かれる方が自分でされるお墓お掃除の内容とほとんど同じと思ってもらって良いでしょう。
その他、素人が行うには難しい特殊な清掃として、
- 年数が経過したお墓にこびりついたコケやシミの除去
- お墓の敷地内の植込みや木の枝をキレイに剪定
以上のような依頼をされる場合もあります。
もし自分がお墓お掃除代行として開業したい場合、どの程度のお墓お掃除まで請け負うことが可能か想定しておく必要があります。
依頼内容が複雑になればなるほど、開業前に覚えなくてはならない知識や技術、特別な道具など、事前準備が必要となってきます。
あまり費用や時間をかけずに開業したいと思う場合には、簡易な清掃のみを請け負うと決めてしまっても良いかもしれません。
しかし、せっかくお金をかけて業者に依頼するのだから、普段自分ではできないお墓お掃除をしてもらいたいと考える依頼者は多いものです。
簡易な清掃の中にも、
以上のような清掃を請け負うなど、サービス内容に多少の専門性を持たせられるようにしておきたいですね。
お墓お掃除開業に向け あった方が良い資格や免許
レストランなどの飲食店を開業したい場合は【食品衛生責任者】や、【防災管理者】等の資格が必要です。
しかし、お墓お掃除代行業者が開業するにあたって必要な資格は必要ありません。
唯一あった方が良い免許は【自動車免許】です。
しかしこちらも、大型免許などは必要なく、普通自動車免許で十分です。
お墓は日本全国山奥から川沿いまであらゆる場所に存在しており、公共交通機関で行くことが難しい場所もあります。
それに加え、お墓お掃除の道具を持参して移動するため、車は必須だと思ってもらって良いでしょう。
その他に【墓地清掃士】という民間資格があります。
この資格がなければお墓お掃除代行業者として開業できないわけではありませんが、資格があれば依頼者の安心感と信頼にも繋がります。
受験資格は日本国籍を持っている方。
比較的取得しやすい資格であり、お墓お掃除代行業者として開業を目指すには取得しておいて損のない資格と言えます。
その他にも、
- お墓を建てる際の提案などを請け負う【お墓ディレクター】
- 石材に関する専門的な知識と技術を証明する国家資格である【石材施工技能士】
- お墓敷地内の樹木の剪定依頼時に役立つ【造園技能士】
以上のような、お墓お掃除に役立つ資格はたくさんあります。
特に、石材施工技能士や造園技能士は、受験資格に既定の実務経験が必要となります。
今すぐ開業を急いでいない場合、いつか自分がお墓お掃除代行業者として独立した際のサービス内容に墓石のメンテナンスや樹木の剪定など、より専門的な業務を含めたいと思う場合は、石材店や造園業者に修行へ行き、資格取得を目指すのも良いかもしれません。
専門的な資格取得に時間はかかるかもしれませんが、堅実な開業へ向けての準備期間と捉え、いざ開業をする際に十分なサービスを提供することができます。
そして、依頼者に満足してもらえれば、お墓お掃除代行業者としての評判は上がり、経営の成功に繋がっていけるはずです！
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