日本では20年近く前から韓国ドラマや韓国のアイドルグループなど、韓流コンテンツが大人気です。
それに伴って韓国語を勉強する方が増えているとのこと。
- お墓参りなど、お墓に関係する言葉は韓国語でどのように言うのでしょうか?
- 韓国でお墓参りはどのように行われているのでしょうか?
【お墓参り】を韓国語で言うと
【お墓参り】という意味で韓国語の名詞
韓国語は英語とも日本語とも全く異なる表記のため、韓国語だけを目にしても予備知識がなければ、読み方・聞こえ方共に全く予測がつきませんね。
日本人の耳には『ソンミョ』と聞こえると思います。
お墓参りに関係する文章
【お墓参りをする】
【お墓参りに行く】
今後韓国ドラマや韓国映画で『ソンミョ』と聞こえたら、お墓に関係する話をしているのだとわかりますね!
韓国の宗教事情とお墓の移り変わり
韓国では日本同様に国教は決められていません。
そのため、日本のように人々は自分が信じる宗教をそれぞれ信仰しています。
建国当初の朝鮮王朝では儒教が栄えていたとのことですが、現代では仏教やキリスト教を信仰している人口の割合が多いようです。
とはいえ、儒教の影響による土葬の習慣が根付いており、かつては故人が土葬された後に土を大きく丸く盛り上げる【土饅頭(つちまんじゅう)】と呼ばれるお墓が多く見られました。
都心部ではあまり残されていませんが、地方の山間部では今でも土饅頭を目にすることができるそうです。
1990年後半頃より火葬による埋葬方法が主流となっていきますが、火葬場や納骨堂の増加が自然破壊を進行させてしまうという背景があります。
よって2009年に法改正が行われ、樹木や里山に遺骨を埋める【樹木葬】や、海に遺骨を撒く【海洋散骨】など、いわゆる【自然葬】が推奨されるようになりました。
もちろん日本同様に墓石でのお墓もありますが、現代ではロッカータイプの納骨堂へ遺骨を納める人々が多いようです。
韓国式お墓参りの作法とは
韓国では【秋夕(チュソク)】と呼ばれる時期が日本における【お盆】の時期にあたります。
大体毎年9月後半~10月前半(旧暦8月15日)に秋夕当日が訪れ、その前後1日ずつが祝日とされています。
秋夕では各地の人々はそれぞれお墓のある実家や地方へと帰省し、お墓参りに出向きます。
しかし、それより以前から韓国式お墓参りは始まっています。
お墓参りの前に【伐草(ポルチョ)】という準備を行うのです。
韓国の人々は秋夕の時期に供え、一ヶ月ほど前から時間を見つけてはお墓へ出向き、草むしりなどを行い、お墓をきれいにしておくのです。
特に土葬の場合は欠かせない準備になります。
- 秋夕当日の朝は、新米・お酒・果物などのお供え物を【茶礼床(チャレサン)】と呼ばれる台の上に載せ、ご先祖様にお供えします。
- 秋夕のために用意した正装に着替え、家族親族が揃って深々とお辞儀を行う【茶礼(チャレ)】という儀式を行います。
- 【茶礼】を行った後、皆でお供えした食べ物を朝食にいただきます。
お墓参りへ行く際にも同様に新米やお酒や果物などのお供え物を持っていきます。
お酒はお墓へお供えとして持っていき、お供えした後にいただくようです。
韓国式のお墓参りで礼を行う際は、地面に手足をつけ、土下座のような姿勢でお墓へ向かって深くお辞儀を行う作法があるようです。
日本人が見たらお墓の前で伏している人々に驚くかもしれませんが、韓国では当然に行われている習慣なので、もし韓国でお墓参りをすることになったら習うようにしましょう。 その他、線香を供えるのは仏教の作法であり、韓国でのお墓参りで線香を供える必要があるかは宗教によって異なります。
よって先走って用意せず、そのご家庭の宗教と必要なものについてあらかじめ伺い、失礼のないように気を付けてください。
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