なぜかいつもお墓参りに行くと眠いと感じる。
お墓参りに行った後にぐったりとし、強烈に眠くなってしまう方。実は意外とこういう症状を感じる方は多いのです。
お墓参りと睡魔。関係はあるのでしょうか?お墓参りと睡眠の関係を謎解きます。
お墓参りのストレスが原因で眠くなる?
人間はストレスを感じると脳が睡眠を阻害するホルモンを分泌し、眠りが浅くなったり、眠れなくなったりする生き物だそうです。
お墓参りにストレスを感じていたならば、自覚がある方も無自覚な方も、お墓参りに行く日が決まってから、寝つきが浅い、よく眠れないと感じる方もいるかもしれません。
墓地や霊園はご先祖様や故人の眠る神聖な地と言えますが、お墓参りにストレスを感じることで罪悪感を抱いたり、否定的にとらえたりする必要はありません。
例えばお墓が家の近所にあり、日常的にお墓参りに行っているという方はそんなに多くないと思います。
お墓が遠方や山奥にあり、お墓参り事態がまれなイベントであれば、時間とお金をかけて慣れない場所へ行くことに心身共に負担と感じる方は少なくないでしょう。
お墓参りに限ったことではなく、旅行に行く前や、学校や会社の行事前など、それが楽しみなことであっても、そのイベント前後に寝つきが悪いと感じた覚えはありませんか?
慣れないことをする前、人は多かれ少なかれストレスを感じるものです。それが睡眠の妨げになるのも無理はありません。
また、お墓は恐怖体験、肝試し、怖い話と切っても切れない関係です。
そのために墓地や霊園をなんとなく怖い、恐ろしい場所と言った印象を受けてしまうのも仕方がないことです。
怖いと感じながらのお墓参りや、ご先祖様や故人に対して申し訳なく思い、恐怖心を抑え込もうとするのもストレスの原因です。
もしくは、お墓参りに行く際、久しぶりに親族や知人に会うことに緊張や不安を感じている方もいるかもしれません。
きちんとお話ができるか、お墓という特別な場所で不作法をしてしまわないか、失礼な振る舞いをしてしまわないかなどと心配になる気持ちもストレスですね。
このように、お墓参りに関する様々な要因から自分で自覚していなくても心の奥底にストレスを感じ、お墓参りに行く数日前からよく眠れなくなったと感じるのも必然と言えます。
特に、日頃から感受性が豊かで繊細な方であればあるほど、ストレスを強く感じ、体に影響を与えてしまうと思われます。
そして、夜十分眠れないため、日中お墓参りに行っている際に眠いと感じたり、お墓参りの後に眠くなったりするのです。
基本的にストレスが解消されれば睡眠のリズムも戻ってくるので、お墓参りが終わった後は徐々に日中の眠い感覚も弱まってくるでしょう。
人間はリラックスしている状態の時に副交感神経が優位になり、眠気を引き起こします。
お墓参りが終わった後、自宅に戻って眠くなる方は、ストレスが緩和されて安心したせいかもしれません。
緊張を解いてゆっくりと心身を休ませてあげてくださいね。