お墓参りという言葉は日常的に使われていますが、別の言い方をすることや、類語などはあるのでしょうか?地域などでも別名があるのでしょうか?
【お墓参り】の別名・類語
お墓にお参りへ行くから【お墓参り】。
非常にシンプルでわかりやすい言葉です。
しかしお墓参り以外に【お墓参り】を意味する言葉はあるのでしょうか?
単純に【墓参り】と言う時もありますが、頭に【お】が付けた方が丁寧です。
実際【お墓参り】を漢字にすると【御墓参り】となるようです。
別の言い方として【展墓】(てんぼ)という言葉を見つけました。
あまり一般的には耳にしない言葉ですが、
- 昔の人がお墓参りに行く際に使用
- 短歌や俳句でお盆にお墓参りをすることを意味
- 秋の季語
以上のように使用されるようです。
風流な響きですね。
他には【お墓詣で】という言葉もあります。
【詣でる】というのは、広辞苑によると
- 『行く』『至る』の謙譲語。
- 神仏の礼拝に行く。参拝する。まいる。 と記されています。
基本的に『詣でる』は神社やお寺の神仏へご挨拶に行くことを指すため、厳密にはお墓では使用しません。
おそらく『お墓詣で』は、お墓へ行くことを謙譲語で言い換えた言葉になるかと思われます。
『参る』も『行く』の謙譲語ですので、意味としては『お墓参り』と同じです。
更に【墓参(ぼさん)】という別の言い方もあるようです。
文字通り【墓】へ【参る】ことで、お墓参りを意味します。
お墓参りへ向かう人のことを【墓参者】と呼ぶようです。
類語としては、【参堂】や【参詣】などが見つかりましたが、これらの言葉は基本的に神社やお寺に行くことを意味するため、【お墓参り】を指す言葉とは言えません。
よく耳にする【参拝】には神社や寺院や教会の他、お墓へ参り、死者へ拝む意味を含んでいるとの記述もあります。
ただ、「お墓へ参拝に行ってくる」という言い方はあまり一般的ではありませんね。
実際広辞苑で【参拝】を調べてもお墓へ行くことは記されていません。
人によっては【参拝】はお墓参りでは使わないと指摘されることがあるかもしれません。
神社やお寺へ向かう方を【参拝者】と言いますが、先述したようにお墓参りへ行く方のことは【墓参者】と呼ぶため、やはり【参拝】と【墓参】は似ているようで異なるようです。
故人へ参るのか、『神様』『仏様』へ参るのかで言葉が異なっているのがわかり、面白いですね。
故人はより近しく、神や仏はより高い位の存在として区別されているのかもしれませんね。
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